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医療コラム

歯が黄ばむのはなぜ?|もりわき歯科|芦屋駅すぐの歯科・歯医者

歯が黄ばむのはなぜ?


はじめに:歯の黄ばみが気になるのはなぜ?

歯の黄ばみは、見た目の印象や清潔感に大きく影響します。

しかし、歯が黄ばむ理由は一つではなく、原因によって対処法も大きく異なります。

この記事では、歯が黄ばむ原因と、正しいケア・ホワイトニングの選び方について詳しく解説します。


歯が黄ばむ原因は大きく3つある

1. 外因性の着色(食べもの・飲みもの・たばこ)

2. 内因性の黄ばみ(加齢による変化)

3. 生活習慣による黄ばみ(磨き方・口呼吸・歯ぎしりなど)

どの原因が大きいかによって、必要な治療・ケアが変わります。


外因性着色:食生活とステインによる黄ばみ

●コーヒー・紅茶・ワイン・カレーは要注意

これらに含まれる色素(ポリフェノール)が歯に沈着し、黄ばみの原因になります。

●プラーク(歯垢)があると着色が加速する

細菌の塊であるプラークはベタついており、色素を引き寄せます。

●歯石があるとさらに濃く見える

歯石はザラザラしており、色素が非常に付きやすく、ブラッシングでは取れません。

定期的な歯石除去は黄ばみ対策にも有効です。


内因性の黄ばみ:加齢とともに象牙質が濃くなる

加齢により歯が黄ばむのは自然な生理現象です。

●象牙質が濃い黄色になっていく

歯の内側の象牙質は元々黄色みを帯びています。

加齢とともに象牙質が厚くなり、色も濃くなるため、表面から黄ばんで見えます。

●エナメル質が薄くなる

歯ぎしり・食いしばり・酸蝕などでエナメル質がすり減ると、象牙質の色が透けやすくなります。

●子どもの歯が白く見える理由

子どもの歯(乳歯)は、

・エナメル質が白く透明度が低い

・象牙質の色が淡い

ため、明るく「白い」印象があります。

●生えたての永久歯が“茶色く”見えるのは異常ではない(当院でよく聞く相談)

「大人の歯が生えてきたら、すごく茶色くて心配」という相談をよくいただきます。

これは、

乳歯 → 白く明るい

永久歯 → やや黄色く濃い色

という“本来の色の違い”が原因で、多くの場合は全くの正常です。

異常ではないことがほとんどですので、過度な心配は不要です。


生活習慣による黄ばみ

●磨き残しによるプラーク

残ったプラークが色素を吸着し、黄ばみを強くします。

●歯ぎしり・食いしばり

エナメル質が摩耗すると内側の色が透けて黄ばんで見えます。

●口呼吸で歯が乾燥する

乾燥した歯は色素がつきやすくなります。


ホワイトニングで改善できる黄ばみ・できない黄ばみ

ホワイトニングは、歯の内側に作用して「本来の歯そのものを白くする」治療です。

●ホワイトニングが効くケース

・加齢による黄ばみ

・生まれつきの黄色味

・外因性着色の一部

●ホワイトニングが効かないケース

・神経を失った歯(失活歯)

・人工物(詰め物・被せ物)は白くならない

・金属による黒ずみ

・重度のテトラサイクリン変色

人工物は薬剤が作用しないため、白くしたい場合は“詰め物のやり直し”が必要です。


ホワイトニング前に必ず「むし歯・歯周病のチェック」を

ここは非常に重要なポイントです。

●むし歯があるとホワイトニングでしみる

薬剤がむし歯の穴に入り込み、強い痛みが出ることがあります。

●歯周病で歯根が露出していると、しみやすい

根の部分はエナメル質がなく象牙質がむき出しのため、強い刺激を感じます。

●歯肉炎で歯ぐきが腫れていると、効果が出にくい

歯ぐきに覆われている部分には薬剤が届きません。

●精密検査が必須(歯周精密検査・バイトウイング)

むし歯や歯周病を確実に見つけるためには、

・歯周精密検査(歯周ポケットの全周測定)

・バイトウイング(むし歯が見つかりやすい特殊な角度のレントゲン)

が不可欠です。

しかし、これらを標準で行っている歯科医院は日本では非常に少ないのが現状です。

当院では、仕上がりと安全性のために必ず実施しています。


当院がホームホワイトニングを推奨する理由

① 自分で白さを調整できる

「もう少し白くしたい」「自然な白さで止めたい」など、細かな調整が可能です。

② コストパフォーマンスが非常に良い

マウスピースは繰り返し使え、追加の薬剤だけで再ホワイトニングできます。

③ 色戻りがゆっくりで、長持ちしやすい


オフィスホワイトニングは“即効性が必要な場合”に限る

●メリット

・1回で白くなる

・急ぎのケース(結婚式、撮影など)向き

●デメリット

・白さのコントロールが難しい

・追加で白くしたい場合は同額の費用が再度必要

・一発勝負なのでムラが出やすい


歯磨き粉の選び方:フッ化物濃度1450ppmが必須

歯磨き粉選びでは、「フッ化物濃度1450ppm」が最も重要です(6歳以上)。

着色が気になる場合は市販のホワイトニング用歯磨き粉を使用すると良いですが、必ずフッ化物が入っているものを使用しましょう。

なお、ホワイトニング用歯磨き粉には粒の大きい研磨剤が配合されています。これは着色を落とす効果を高める一方で、歯を削る力も強いので注意が必要です。「歯と歯茎の境目が削れている」「歯茎下がりが気になる」という方は、購入前に歯科医院で相談しましょう。

●フッ化物が黄ばみ予防にも効く理由

・エナメル質を強くする

・酸に溶けにくくする

・表面を滑らかにしてステインがつきにくい

●子どもの場合は、年齢により濃度・量を変える

「仕上げ磨きだから濃度を変える」のではなく、

年齢・飲み込みの能力・使用量によって調整します。


歯科医院でできる専門的なクリーニング

●PMTCで表面の着色を除去

専用器具で歯面を丁寧に磨き上げ、ステインを除去します。

●歯石の除去は見た目改善にも効果的

歯石はステインの固まりのようなものなので、取るだけで白く見える方もいます。

●定期メインテナンスで白さと健康を両立

着色しにくい口内環境の維持には、定期的なプロフェッショナルケアが最も効果的です。


まとめ

歯の黄ばみには、外因性・内因性・生活習慣などさまざまな原因があります。

原因に合わせて、

・ホワイトニング

・ホワイトニング前のむし歯・歯周病治療

・フッ化物濃度1450ppmの歯磨き粉

・定期的な歯科クリーニング

を組み合わせることで、長期的に美しい白さを維持できます。

特にホワイトニングは、

安全で、満足度の高い仕上がりにするため、精密検査が不可欠です。

そして白さの調整・コスパの両面から、

ホームホワイトニングが最も合理的な選択肢といえます。

 


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