当院でのインプラント治療は、「安全」「安心」「長持ち」をコンセプトにしております。

インプラント治療は非常にメリットの多い良い治療法ですが、過去には死亡事故もあり、安全性に十分注意しなければなりません。
当院では必ず術前にCTを撮影しております。事故につながるような神経や血管の損傷を回避するためには、CTによって骨の立体構造を把握する必要があるからです。
また、インプラントを埋める位置をコンピューター上でシミュレーションし、計画通りにオペができるよう、患者様ごとに専用の器具を作成しております。これらのデジタル技術により、安全なインプラント治療を追求しております。

デジタル技術の進化に伴い、インプラント治療における歯科医師の技術的な差は埋められつつあります。一方で、インプラントを埋めるために骨を増やす「骨増生術」や、歯肉を増やす「軟組織移植術」などといった高度な外科処置は依然、治療する歯科医師の技術に依存します。
当院は予防歯科のスペシャリストであることを選択した一方で、これらの専門性の高すぎる処置は専門医に紹介することにしております。歯科先進国である欧米では専門医と一般歯科医の役割分担がなされ、患者様がより高いレベルの医療が受けられる仕組みができております。当院もこれに習い、他の専門医と協力することで、患者様が安心して歯科医療を受けられる仕組みを整えております。

さて、インプラント治療が終わればもう安心でしょうか？
実は、インプラントも歯と同じく、歯周病のような感染症にかかることがあります。これを「インプラント周囲炎」と言います。インプラント周囲炎に対する治療法は確立されておらず、場合によってはせっかく入れたインプラントを取り除かなければなりません。
このような事態を避け、インプラントを長持ちさせる秘訣。それはインプラント周囲の細菌を減らすこと。そしてこれこそが予防歯科の得意技でもあります。
インプラント治療後には、担当の歯科衛生士が定期的にメンテナンスを行い、インプラント周囲炎のリスクを減らします。定期メンテナンスで、インプラントを長持ちさせましょう。