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予防・メインテナンス

予防・メインテナンス|もりわき歯科|芦屋駅すぐの歯科・歯医者

予防歯科

予防歯科

あなたが80歳になった時、何本の歯が残りますか?日本でも浸透しつつある予防歯科ですが、本当にむし歯・歯周病を防ぐ効果があるのでしょうか?私たちは世界で最も予防歯科が進んでいる国、スウェーデンの診療システムを取り入れ提供しています。日本型の予防歯科の多くは、①定期的にむし歯・歯周病の検査をして、②歯磨き指導をして、③歯石を取って終わり、というスタイルです。しかし、この日本型のスタイルには致命的な欠陥があり、むし歯・歯周病を防ぐことはできません。具体的には、5年間で1人平均4.4個のむし歯ができてしまうことが分かっています。これに対し、私たちがモデルとする診療システムでは、6年間でわずか0.2個しか、むし歯を作らせません。なぜこのような違いが生まれるのでしょうか。スウェーデン型は何が特別なのでしょうか。その答えは、「コミュニケーション」にあります。

予防歯科で行うこと

私たちの予防歯科で行うのは、「お口の掃除屋」ではありません。もし私たちが、あなたのお口の中の細菌を徹底的に除去したとしましょう。しかし残念ながら、わずか3日で細菌は元の数に増えてしまっているのです。3ヶ月に1回のメインテナンスの場合、最初の3日はきれいですが、あとの87日をキレイなお口で過ごせるかどうかは、患者様次第なのです。したがって予防歯科で大事なのは、「患者様自身が毎日のセルフケアを正しく行えること」であり、予防歯科とはそのお手伝いに他なりません。患者様一人ひとりのお口の状況や生活習慣に合わせて、最も効果的なセルフケアのやり方を、オーダーメイドで処方します。さらに、セルフケアのやる気が持続し習慣化するためのモチベーションに対しても、支援する体制を整えています。そのため、私たちの予防歯科では、患者様との会話(=コミュニケーション)が非常に重要なのです。また定期メインテナンスでは、毎日のセルフケアでは困難な部位のクリーニングを行い、菌が繁殖しにくい環境を作ります。定期的なプロフェッショナルケアにより、患者様が行うセルフケアをより効果の高いものにするのです。

小児の予防歯科

子どものうちから予防の習慣を身につけていると、大人になってもむし歯になることは少なく、むし歯ゼロで大人になるお子さんも増えてきました。そのためには、小さなお子さんなら保護者による仕上げ磨きが、大きいお子さんでは大人と同じようにフロス等を使ったセルフケア習慣が重要です。どちらも、担当の歯科衛生士が丁寧にお手伝いしますので、ご安心ください。
ところで、一番最初に歯医者さんに連れて行くタイミングはいつが良いでしょうか。多くの保護者の方は、歯が生え始めてから来院されますが、私たちは妊産期からの予防歯科をおすすめします。それは、保護者(お母さんだけでなく!)の口の中の細菌が、お子さんのむし歯の出来やすさに影響するからです。一般に、むし歯菌に感染しやすい時期は、生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月の間と言われています。この時期に、お子さんと同じ箸やスプーンを共有しない、離乳食の際に咬み与えをしないなど、お口のスキンシップを控えることが基本的な対策となります。とはいえ、愛情があればあるほど、お口のスキンシップはしてしまいがち。であれば、保護者のお口の細菌を前もって減らしておくことが大切です。だから、子どもが産まれる前に、保護者の方にお口のメインテナンスを受けてほしいのです。

妊産婦の予防歯科

前述のとおり、妊産婦の予防歯科が大切です。妊産婦の予防歯科では、お母さんに出産前後の歯の健康についての知識を身に着けてもらうことで、出産のリスクを高めないこと、赤ちゃんのむし歯を予防し口の健康を守ることを主眼に置いています。
近年、妊娠中の歯周病(妊娠性歯肉炎)は、早産および低体重児出産へのリスクが高まることがわかってきました。これらは妊娠中に増加する、女性ホルモンのエストロゲンが大きく関わっているといわれています。エストロゲンが歯肉を形作る細胞を標的にし、また歯周病の原因菌の増殖を促すことが知られています。つまりお口の中が、歯茎の炎症を起こしやすい環境となり、歯周病が非常に進行しやすい状況が整ってしまうのです。また、妊娠中は唾液の量が減ることも歯周病リスクを後押しします。妊娠中期から後期にかけて女性ホルモンが増加するため、さらにリスクが高まります。出産とともに元には戻りますが、清潔な状態を保つことで炎症を抑えることができますので、やはり磨き残しを少なくすることが大切になります。歯周病は予防可能な病気ですので、赤ちゃんのためにも、確実な歯周病予防を行いましょう。

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